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circaのブログ

ほんでもまんで生きとるわいね

28年目

今日は父の命日。父が亡くなってからもう28年も経つ。

今日の外は雨降り。
28年前の今日は、昼前から大粒のぼたん雪が降り出したのを覚えてる。
ちょうど父が息を引き取った頃、病室の窓から、外の景色が白く染まっていくのを見てた。
頭の中も真っ白だったので、ぼたん雪が綺麗だとか、そんなことは考えもせず。
わたしが生まれて初めて看取った死は、最愛の父だった。
だから死という現実が大き過ぎて、目の前で起きていることを、理解することも、受け入れることも出来なかった。もう二度と、父の笑顔を見ることは出来ない。話をすることも出来ない。わたしと父の間では、全てのことが「二度と出来なく」なってしまった。死は強烈にこわかった。そして、愛する人との永遠の別れは、残酷だった。

28年前の今日はわたしにとって、そんな日だった。

今日の雨は、それ程冷たくはない。

今日は父の好きだったスイーツを作ってみた。
久しぶりに作るスイーツだったので、失敗してしまったかも知れないけれど、蓋を開けたいのをグッとこらえて今、粗熱をとっている最中。失敗してもきっと父は、笑って許してくれるだろうな。

父が亡くなった年齢に近づくにつれ、あの頃、まだ何も分かっていなかったわたしも、父の生前の苦悩や葛藤や孤独、そういうものが、少しは分かるようになってきた。

ような気がする。

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