circaのブログ

ほんでもまんで生きとるわいね

大きな玉ねぎの下で

一昨日の夜は幼なじみの招待を受けて、ライヴを見に行って来ました。

 

武道館に続く坂道をあがっていく時、「大きな玉ねぎの下で」が頭の中で流れていました。この悲しいラヴソングの歌詞を深く考えた訳ではなく、武道館のてっぺんの「大きな玉ねぎ」を見た時、何となく思い出しました。

 

でも昨日見たのは爆風スランプじゃなくて、デフ・レパード。彼らのライヴを見るのは、20数年ぶりでした。ライヴを見ながら遠い日の思い出が、頭の中を駆け抜けていきました。20数年前に見た時はロンドンの大きなコンサート会場。昨夜と同じように友人のフォトグラファーから招待を受けて行ったのでした。あの日、彼の招待を受けてライヴを見に行った仲間の一人は、今はもう別世界の住人です。あの夜の主賓で、ライヴの後間もなくして病気で逝ってしまったTさん。デフレが大好きな人でした。彼女も留学生でした。

 

デフレが20数年の時を経て今、目の前で演奏しているのに、あの夜目を輝かせてライヴを見ていた彼女は、もういません。そして昨夜、ステージの上を走り回っていたギタリストのヴィヴィアンもまた、現在病魔と闘っています。ヴォーカルのジョーが「ヴィヴィアンの健康と回復を祈って」と言った途端に、Tさんのことを思い出してしまいました。彼らの古いヒット曲が昔の記憶とシンクロして、余計に思い出すことが多かったんだと思います。ライヴが楽しくて仕方がない反面、彼女のことを思い出して切なさもまた、心の隅にずっと残りました。

 

ステージ裾でシャッターを切り続ける友人と、今は立派なフォトグラファーに成長した幼なじみ。二人の勇姿を見ながら、喜びや悲しみや、色んな思いがごった煮でした。

 

アナウンスの声にはじかれて

興奮が波のように

広がるから きみがいないから

ボクだけ寂しくて

 

こんな気分でした、ほんの少しだけ。

これはラヴソングだから、本当は意味が全然違うのだけれど。

言葉だけ拾っていくと、こんな気分でした。

 

でも総じて楽しい、楽し過ぎる夜でした。