circaのブログ

ほんでもまんで生きとるわいね

自分だけのサンクチュアリ

今朝は虫よけを塗って出るのを忘れた。いつものように短パンにTシャツで草むらを分け入って歩き、カメラで木や花や空を撮って立ち止まっていたら、あっという間に蚊に刺された。両足に5-6箇所は刺されたかな。腕も一箇所。うわ、痒い。サラテクトってちゃんと効いてたんだ。明日からは忘れずに塗って出よう。

眠くて仕方ないのに、昨夜はずっとテレビをつけっぱなしにしておいた。参院選の開票速報が気になって仕方なかったのに、結局殆ど寝ていた。でもたまに目が覚めると、寝ぼけた頭で数字だけ追い続けた。そして「あぁ、あかん…」と思いながらまたうつらうつらした。何かもう虚しさを通り越して、未来への不安がいよいよ具現化するんだという確信が迫って来て、どう心構えをすればいいのかすら今は分からない。

テレビではザ・ピーナッツの妹と永六輔の訃報を伝えている。あなた達はいい。もうこれから先の日本を見ずに済むから。彼らの死を悼むより、彼らがこの世を去った事が羨ましく思えた。混沌としたこの日本から、世界からいなくなる事は、引き際のタイミングとしてはむしろ良かったんじゃないか。なんて風に思う程、今わたしの目に映る日本も世界も、殺伐としている。世の中をじっと見つめていると、背に冷たい汗が流れてくるのだ。希望が持てない、安心して暮らせない世の中。憂い過ぎかも知れないけど、かと言って、国民に希望の欠片でもちらつかせてくれる政治家なんて、いるだろうか。わたしには見当たらない。

サラテクトを塗り忘れて蚊にたんまり刺されても、自然の中で空を見上げている時だけは、わたしは無条件に、静かで穏やかな空気に包まれる。緑の中にいる時だけは、バラバラ殺人もDJの暴行事件も、バグダッドバングラディシュやスーダンの大量殺戮も、憲法改正も不景気も、海の向こうのEU離脱も、わたしの中から消えてなくなる。世界のほんの隅っこの、緑に覆われた小さなミクロの空間だけが、わたしだけのサンクチュアリなのだ。

黙々と歩いている時だけわたしの頭の中は真っ白になって、気持がようやく休まるのだ。運動という名の現実逃避は、明日も続く。

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