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circaのブログ

ほんでもまんで生きとるわいね

Crazeとcrazy

Pokemon GOがリリースされて一日が経った。

アメリカで一足先に始まった大熱狂の波が、わずか24時間で日本にも押し寄せた。

 

スマホを持たないわたしは、このゲームはやらないし、出来ない。

でも関連記事やニューズは腐る程読んだ。

www.asahi.com

こんな記事も、今朝寝起きに読んだ。

都知事選を見据えたプロパガンダかと、勘繰りたくなった。

 

イヤ、政治の話じゃなくて、Pokemon GOのすさまじい熱狂におののいていますと、オバちゃんは言いたいのだ。ゲームって楽しいから、のめり込む気持はよく分かる。20年前に「たまごっち」が大ブームになった頃、ひよこを育てるなんて斬新なゲームに、わたしも喰いついたもの。仕事が終わって、会社帰りの電車の中でも家でも、寝る間も惜しんでヴァーチャルなひよこをかまって餌を与えて育てていた。たまごっちはあっという間に品薄になり店頭から消え、再入荷まで暫く待つという異常事態になった。たまごっちはスマホがなかった時代の、革命的ゲームだったのだ。

 

ゲームって、中毒性が強い。どのゲームもあの手この手でゲーマーの好奇心をかきたて、ゲームの世界に引きずり込むように攻めてくる。そんな事頭では分かっているけど、わたしもプログラマーの手練手管にまんまとハマってしまう質だ。気がつけば一日中ゲームをやっていた、なんて日もあって、「今日も時間を無駄に使ってしまった」という後悔の念にかられる夜がイヤでイヤで、とうとうゲーム絶ちをしたのが一年前。でも最近また、ゲームをやり始めている。そしてゲームの中毒性を、改めて思い知る日々を過ごしている。いい加減やめよう。

 

Pokemon GOにおののく一番の理由は、ゲームの特殊性ゆえに事故が多発しているからだ。日本より先にリリースされたアメリカではすでに、死者は出る出る、事故に遭う遭う、銃でドンパチ、恐喝、強盗、殺人と、事故と犯罪がゲームのおまけみたいにくっついている。ゲーム一つで人が死ぬなんて狂気の沙汰だ。YouTubeで検索すれば、おっかない動画がわんさと出てくる。もう自分では見るのもイヤなのでここには載せないけど、'Man dies playing Pokemon Go'というYouTubeヴィデオには、ピカチューだかを捕まえようと駅のホームから走っている電車に飛び込んでいく、アメリカ人の無残な最期の瞬間が映っている。車内の防犯カメラがとらえた映像らしい。他のヴィデオでは、教会の裏手でゲームをしていた男性が、他のゲーマーが近くに二人いるのを見つけて近づいて行こうとする。そこで彼のスマホに映った映像は、一人がもう一人を銃殺する瞬間だった。目撃者は慌てて警察に電話をするけれど、男はショックの余り説明が支離滅裂で、殺人犯本人と警察に間違われる始末。そこまでなら笑い話だけど(いえ、すでに笑えない)殺人者はすでに自分のスマホで、警察に通報している男の居場所を突き止めているのだ。そして男の背後に迫って来ている。深夜の2時にポケモン遊びをしているゲーマーが、殺人者に追われて逃げまどうなんてオチは、洒落にも何にもならない。こんな嘘みたいな事件や事故が多発している事実が、わたしにはどうしても理解出来ないし、どうにも怖くて仕方がない。

 

英語では今のポケモン現象のことを、'Pokemon craze (ポケモンの熱狂)'と言うらしい。

わたしの目には、'Pokemon crazy'にしか見えない。

 

ゲームをする人のモラルだとか、確かにそういう事も気にはなる。でもわたしが一番腹立たしいと思うのはモラルのないゲーマーはもとより、こういった事をきちんと報道しないメディアの態度だ。「アメリカではPokemon GOを巡って、深刻な事態が起きています」と含みを持たせた言い方がせいぜいで、これまでに死者が何人出たなんてニューズは未だに聞いたことがない。一昨日だったか、「ポケモンゲームで、アメリカで初の死者が出ました」と言っていたけど、あれも嘘じゃないか。もうすでに、複数の人が死んでいるのに、何故隠す。どうして本当の事を言わないのだ?事実を事実として伝えない報道なんて、意味がないじゃないか。Pokemon GOでこれだけ言葉を濁した報道しかしないんじゃ、時事ネタなんかもっと信じられなくなる。これじゃテレビ離れも進む訳だよセニョリータ。視聴者は、バカじゃないのだ。

 

流行は、いずれ過ぎ去る。だからcraze (一時的な熱狂)なのだ。

そのcrazeに便乗して、笑顔の女子アナが「ボールを投げてみますね~。きゃ~、当たりません~」なんて姿を公共の電波で流すメディアは、crazyだ。

 

ああ、Subway Surfが10,000から先に進まない。

偉そうなことを書いているわたしも、実のところはcrazyなのだけど。